展示会に繰り返し使える!
ソフケンのグリップフレームシステムで組み上げた展示会用ブースです。軽量なオールアルミ製で、繰り返し使えるのが最大の特徴です。
今回お話を伺った吉田商会様は、毎年各種イベントに出展されていますが、展示ブースは4年前からグリップフレームシステムをご利用いただいております。
大型の展示ブースは、吉田商会様の主力商品のひとつ、ターポリンへの大型ポスター出力で、毎回趣向を凝らしたブースを展開されていらっしゃいます。
2020年10月、東京ビックサイトで行われた「第4回 広告デザイン・ブランディングEXPO」に出展された吉田商会様のブースにお伺いして、代表取締役・吉田智博様とお話をさせていただきました。
通路の角にある展示ブースは、通路にむかってL字型に開いた形にデザインされ、歩く人が立ち止まって見やすい構造になっています。
隣のブースよりも20センチほど背が高く、とても目立ちます。枠の上から地面まで、高さ2.6m × 幅6mの面積いっぱいに、赤地の上にキャッチコピーの文字が踊っています。とても目を引く作りになっています。
ーー今回のアピール製品は何ですか?
吉田 系列グループである株式会社グレンの「AR技術」を使った商品を中心に紹介しています。イメージカラーは赤で、テーマは「NEXT MOVE 2020 次の一手を打とう!!」です。文字は「AR体験」「NEXT MOVIE」を全面に押し出しています。
ーーAR技術ってどういうものでしょう?
吉田 ARとは、「Augmented Reality」の略です。「ARとは、私たちの目の前にある現実の世界に、写真や動画、CGなどのデジタル情報を重ね合わせて表示する技術」のことです。ブース内のディスプレイで紹介動画を流しています。体験用のチラシも用意していますよ。ぜひお試しください。
ーーあっ。チラシにスマホをかざすと、水族館の写真がスマホ画面で動きだします! マンタが悠々と動く……これが「重ね合わせる」ってことですか。
吉田 はい。弊社の技術で、写真そのものをコードにしてあります。
ーーチラシに載っている写真そのものが、QRコードの役割をするのですね。
吉田 今回は、企業様向けに「AR営業マン」、一般の方向けに「ARおたよりさん」をご紹介しています。
AR営業マン http://yoshida-s.co.jp/?p=1367
ーーQRコードで動画にジャンプすることと、何が違うんでしょう?
吉田 チラシやシールにした写真そのものが、かざしたスマホの上で動き出す、という重ね合わせ表現ですね。動画にジャンプさせるというステップが省かれますから、情報の境目なしに人の感覚に訴えます。まるで魔法のように、その写真が動き出して世界を見せてくれるんです。
ーー企業だったら、どんなことに使えるんでしょう?
吉田 営業マンの顔がしゃべって提案すると言うことはもちろん、モデルルームの写真にかざすと物件全体の内容を動画で見られるとか、商品の写真にかざすとプレゼンテーション動画が始まる、という感じですね。紙の資料から心に訴えかける動画の世界へ、シームレスにご案内できます。
ーー実際に、写真が動き始めるのを見ると「わあーーふしぎ!」と前のめりになりますね。ひきつけられます。
吉田 どんな活用方法が生まれるか、期待がふくらみます。お客様から「こんな風に使えるかも」と言うお話をうかがってワクワクしています。弊社は、動画と印刷、両方合わせてお引き受けできますので、スピーディに制作できます。
ーーところで、ブースの仕組みとデザインについて教えていただけますか? 一般的に、こういった展示会では、主催者サイドが提案する低予算でシンプルなブースを選ぶか、または独自に予算をかけて施工会社を頼むか、の二択になりますよね。ソフケンのグリップフレームシステムを使った御社のスタイルの利点は何でしょう?
吉田 実は、このフレームに貼っている大きな布(ターポリン)への印刷が、弊社の技術で販売・提供しているサービスなんです。幅2.6mでの印刷が可能です。自社製品の活用であり、お客様へのアピールになる良いチャンスです。この大型の目立つファブリックを、より効果的に使うために、ソフケンのグリップフレームシステムを選ぶことにしました。
ーー壁にポスターを貼る代わりに、テントのように骨組みを作って、そこにドーンと大きな告知デザインのターポリンを貼るわけですね。グリップフレームシステムによる組み立てはどんなことが便利ですか?
吉田 解体すると小さくなる、また組み立てて使える、というのが最大の利点です。毎年、契約するブースの形は変わるんですが、それに合わせて、必要な部材を足しながら、新しい形に再利用できるのがいいですね。今年で4回目の出展になりますが、ずっとフレームをリユースしているので、非常に経済的です。
ーー高額な施工会社を必要とせず、柱の部分は毎年、再利用 ── 。なるほど、組み立てのノウハウがあって、組み立てと解体の人員が確保できれば、施工の内製化ができるから、大幅コスト削減ですね。
吉田 展示会に出ることで、自社のサービスを知ってもらい、新しいお客様に出会うことができるので、毎年挑戦を続けています。「効果的なのに低コスト」でブースを設計できることが、毎年出展を続けられるポイントになっていますね。
--そもそも出展すること自体に、大きな金額が必要ですものね。ブースのコスト削減はありがたいことですね。大型ターポリンへの出力とグリップフレームシステムの組み合わせ、とても相性がいいことがよくわかりました。いろいろな場面で応用できると感じました。今日はお話をありがとうございました!
吉田商会グループ
株式会社吉田商会 http://yoshida-s.co.jp/
株式会社グレン https://www.gren.co.jp/
株式会社藤井商店